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友人夫妻のマレーシア、キャメロン高原 
 キャメロン便第3、4,5報
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キャメロン便3> 食文化事情   

料理とは
何ぞや?物の本によると17世紀以前にマレー半島に渡ってきた中国人移
民はマレー人との結婚によりマレー料理と中華料理のミックスした食文化
が誕生したとある。
これがニョニャ料理であるらしい。ここキャメロン高原ではどうかというと、1週間の滞在で朝昼夜と多くの食べ物を意識して食してきた。 ワイフの評価によると80点は満足しているとの評価だが、自分で料理を作らなくても良いとの理由もあると思うが、合格点は取れていると思う。 朝はホテルのバッフェ方式で食べているが、マレー料理を中心にオムレツや目玉焼きも提供してくれる。ライス(日本のライスとは異なる)やカレー、トーストなども必ず出されるし、フルーツやコーヒー、紅茶、ミルクなども違和感はない。 昼や夕食はとなると町のレストラン(レストランといえば聞こえは良いが実は屋台に毛の生えたような店が中心である)へ出かけメニューをもらうが半数以上の店で日本語のメニューがあり、日本人好みのメニューが抜粋して用意してある。なかなか商売上手である。それもそのはず、マレー語や中国語のメニューなど猫に小判である。

よほどの食通でないとマレー料理や、インド料理、中華料理を現地語
で選択できる能力など日本人にはいない。例え現地語でなくても英語で書いてあったとしても選択する立場でいえば50歩100歩であろう。
情報として美味しい中華料理店が隣の町のブリンチャンにあるという、わざわざ出向きお目当てのレストランに腰をおろす。すかさず日本語のメニューと「いらしゃいませ」との真に心地よい環境である。ここのオーナー歳も若く愛想の良い中国系の御仁である。

多分日本人のサポートがあるのだろうが、日本人好みの内容
でメニューは作成されている。オーダーする立場から見るとつい多くの料理を頼むことになるが、トラブルはこうして起こった。チャーハン、豆腐鍋、スペアリブ(この料理が店の1番の売り、中国語で「俳骨王」)をオーダーした。まずチャーハンがテーブルへ、豆腐鍋と続きメインのスペアリブがーーーと期待したら「豚肉と玉ねぎ炒め」が現れた。 <さっそく店主を呼び間違いを指摘すると、「<豚肉と玉ねぎ炒め>も
半額で良いからどうですか、もし美味しくなかったらお金はいりません」と、なかなかの商売熱心である。

美味くなかったらタダ お腹も空いていたこともあり箸を付けるに5秒とかからなかった。「俳骨王」が来るものと思い今まで出た料理を食した。本当にいずれも美味しく価格が高いとの認識のビールも3本も飲んでしまった。 が、なかなか本命が現れない。再度の店主の呼び出しである。「すみません、今日は売り切れです。代わりにこの料理はどうですか、美味しくなかったらお金はいりませんし、食べても半額でよいです」とまたまたお得意の裏技である。
 
ムットしている我
々の結論も聞かず調理場へと消えていった。出てきた料理も美味しかったことは言うまでもないが、なぜこんなミスが発生したのか?店主の平謝りを聞きながら得た結論は は日本語メニューにあった。結論は日本語への翻訳ミス、つまり原本(中国語)と日本語メニューとは位置関係が異なっていたことが判明。店主も日本語が読めるわけではないので原本と位置関係が異なっていれば当然発生するミスであること納得である。 ま、美味しかったし、ほとんどの料理が半額であったし、また来る約束をしてタクシーでホテルへと向かった。払った代金は1700円、そのうち缶ビール3本の代金500円也。これが夫婦2人、お腹いっぱいのディナーの贅沢であった。インド料理は好みもあろうが数知れないメニューがあるが、やはり日本人好みの限定日本語メニューがある。 (添付の写真参)チキンの大きさは日本とは桁違いの大きさである。
ついてくるカレーは好みもあるが毎日食べても飽きることはない。ただ
香辛料に弱い方は要注意であろう。しかしここに来てほとんど毎日1食はインド料理を食べているが、効果として便通がすばらしいことが判明した。便秘の処方箋として香辛料は的をえたものかも分からない。便秘でお悩みの御仁あらばお試しあれ。
結果が悪くても責任は免責でお願いします。 この地ではマレー料理と銘打った屋台はなさそうである。7日間の経験ではニョニャ料理もどれか判定できるスキルまで至っていない。 やはり日本人、中華料理が一番無難との結論になりそうである。店の比率で言えば、中華50%インド30%マレー15%その他5%のイメージ、なぜマレー料理の比率が低いのか? 答えは単純、本来のマレー人が少ないことにある。なぜ居ないのか? ここキャメロン高原はリゾートになる前はお茶農園や野菜農園、花農園が主体で経営者としての地盤を築いた架橋の中国系移民、労働者とし雇われたインド系移民の歴史的背景があるようだ。 茶農園を訪問したがほとんど現場での作業者はインド系である、事務所をのぞくと中国系がほとんどである。この地の人口分布も本来のマレー人は10%以下とのガイドの説明、
うなずける。
30箇所はあるであろうホテルやマンションのオーナーは1つのホテルを除いて中国系マレーシア人とのこと。 <中華料理店の若いオーナーの例でも分かるように架橋の中国人のエネ
ルギーには感服するばかりである。働くこと(稼ぐこと)大好き人種。世界に確固たる組織を持つ彼らのパワー、ほんとの大国になるにはそんなに時間はかからないのではと思う次第。これからの日本頑張って年金だけはお願いと祈りたい。 ではまた、次回のテーマは?お楽しみに!!感想いただけると幸甚です。
キャメロン高原にてタンドリチキン 200円   600円なり   150円

 

 
   

キャメロン便 第4報04,7,13

     トレッキングの好きな人にはたまらない魅力であろう。若いときは鳴らしたであろうシニアがすばらしい出で立ちで山中へ行く姿を見かける。歴史的には多くの遭難者があり、かのジム・トンプソンの遭難説は今でも消えてはいないようだ。キャメロン会のメンバーも今年の2月に遭難し2日間も野宿をし、結果的には地元9名の警察官などが徹夜での捜索に当たり3日目に無事救出されたが、日本人シニアの無鉄砲に白い目で見られているらしい。 けが1人で出発したため、帰らぬ夫の異常を届けることができ遭難
が認識され捜索が行われたが、もし夫婦して遭難したらどうなった
ことかと噂されている。
パス3という1番易しいコースに今日挑戦した。川沿いに300mほどの高低差を歩くコースで、途中パリット滝(写真参照)を見ながら1時間の行程であった。気温ゴルフコースに設けられた小屋に非難し、時間ほど現地の人と話をしながら止むのを待った。対話の中でマナーの良い日本人とそうでない人がいるらしく、どうも話ぶりでは何でもお金で解決しようとする日本人が現地人からみると気に入らないらしい。さんざん値切ってチップは多く出すのが日本人の典型で、文化が違うと言ってしまえばそれまでだが、彼らは中国系を除いてお金への執着強くないため、日本人のこうした言動は煙たがられている。 であり、それは我々シニアや先輩たちの努力が日本を経済大国に成長させたにすぎない。<無題>の写真をご覧あれ、マレー人の若いカップルがパリット滝で抱擁をしているショットである。無粋ではあったが滝を撮るふりして、為参考でデジタル化した。人で挨拶を行ったが、相手は男性のみが応じただけで忍者は声まで出し惜しみするとは???いかがなものか!!忍者は相手をつぶさに観察できるわけで、自分は見せないと
は卑怯なり。
美しい女性であれば皆に見てもらいたいとの本性はあると思うが、忍者も気の毒な人生かも知れない。連れ合いの男性の立場でも美しい伴侶なら<どうだ>とみんなに自慢したのが人情ではなかろうか。(私ならそうする 話を滝のカップルの抱擁後に移そう。 次のステップは滝を背景に写真を撮りだした。うん、忍者の眼だけ撮って自分の持ち物と区別できるのかな? が、な、なんと夫がカメラを構えた次の瞬間忍者はベールを取り去ったではないか。 私はデジタルの望遠を最大にし固唾を呑んだが、あっという間に忍者にまた変身してしまった。残念至極!!その仕草やっぱり忍者だと確信した。 どこから忍者カップルを覗き見したかの詮索は、私の品位のことも
あり丸秘扱いということで容赦いただきたい。
キャメロン便第5報04,7,14

トレッキング事情その2

No9というトレッキングコースがあり、ガイドブックには初心者コース
とのことで8時半ごろホテルを出発する。

ロビンソン滝まで約2時間の行程は、周りの景色や片手にカメラを持つなど余裕のトレッキングで心地よいジャングルを堪能できた。

添付写真のロビンソン滝は前回のパリット滝の下流になる。

ここで引き返すこともできたが、この町よりメートル下のハブという村までコースは続いている。2.6Kmとの表示である。ま、山道とはいえ2.6Kmなら時間もあればたどり着くだろうし、初級者コースとのガイドも信用し、ジャングルに突入することとあいなった。 >メートルの標高差、今までの経験といえばボーイスカウト時代(いつのことか忘却のことではあるが)しかなく、歩き出して分と経たないうちに道は険しく細く粘土質の土は靴が(靴はテニスシューズ、この靴しか持って行ってない)滑る。一歩間違えば千尋の谷である。 所どころ枯れ木の大木が行く手をさえぎる。勿論カメラどころではないことは言うまでもないが。全ての持ち物をバックパックに押し込み黙々と歩を進める。 何度か引き返すことを考え後ろを振り返るが登り坂であり躊躇、下りの方が楽だろうとの結論でハラハラドキドキながら歩く。 最初から歩いているのは人だけであり心細いことこのうえもない。 手を使い木につかまりの行軍である。昨夜の雨も手伝ってか、ぬかるんだ箇所が多く、手は勿論靴もどろどろの哀れな姿で、2人とも会話などとんでもない話で黙々と下降する。 ようやく木々の間から住宅が見え出したころから雨がポツポツと降り出した。 傘など差して歩けるような状況にない。ジャングルの中で雨の上がるのを待つか(大体1時間程度で雨は止むが)無理して下山するか?

間一髪ふもとの寺に駆け込むのと同時に雷とバケツをひっくり返した
様な雨になった。ちなみにこの状況をIt rains cats and dogsce教わ
ったがまさしく犬や猫が空から降ってくるのではないかと思うほ
ど強烈な雨である。 雨宿りしながらトレッキングのガイドに雨具は必須とあったが、
傘ではなくレインコートであると気付くのに時間はかからなかった。 しかし無事走破できて満足感に浸っていたが、これから起こる
出来事など想像すらできなかった。 1時間ほどの休憩(雨宿り)の後、集落まで30分の平地走行である。
雨は上がり涼しげな風が頬をなでてくれる。バス通りまでたどり着く
と宿泊しているホテルの町まで9Kmとの表示である。標高差600mのジャングルの山道は約3kmであろうが、車が通れる道は9kmになるとのことであろう。 すでにホテルを出てから4時間を経過していた。集落の人にタクシーを呼んでくれるよう頼んだが、相手は英語のつもりだろうが今まで経験したことのない英語でさっぱり話が通じない。相手はタクシーを頼まれたことは理解していたようだが!!結局「タクシーは来ないから路線バスで行け」との結論になり、近くのバス停に現地の若い女性インド人が(身なりから教養はありそうな人たちだった)3人いたので「どこへ行くのですか?」「タナラタへ行きます」タナラタとは我々の目的地と同じであり<ほっとした。 3人の楽しそうに会話を中断して 「時刻表はどこにありますか?」 「時刻表はありません」 「では、いつバスは来るのですか?」 「わかりません、そのうちに来ると思います」 「どれぐらいの頻度でバスは来るのですか?」 「1時間か1時間半の間に1台通ります」 <声なし>」私の質問に親切に答えてくれた3人、いつ来るともわからぬバスを待ちながらまた楽しそうにおしゃべりを始めた。 朝>な、な、なんとのんびりしたお国であろう。 y 9kmの山道バス路線を歩くか、いつ来るとも知れないバスを待つか!! >答えはすぐ出た。スローライフの人生、バスが来るならタクシーな
ど呼ばず待とう。こんな経験、今までの人生あったかなーー!! ふと目を向けると白人が一人屋台に座っていることに気付き、声をかける。 アメリカ人だった。彼もバスを待っているとのこと、すでに1時間いるのでもうすぐ来るよと慰めてくれた。彼はアラスカでビジネスをしており、半年働いて半年は旅行しているという。年のころ40歳代であろうか。こんな人生もあるんだ。 ないぐらいで興奮する自分が小さく見えてしまった。会社人間からの脱皮がまたできたような気がした。 さて話題のバスに話をもどそう。 白人と話をして20分ぐらい経ったであろうか、強烈なうなり声を上げて
坂を登ってくるバスを視野にとどめた。(バスの外観は写真参照) さっそくバスに乗り込む、今まで自分の経験にないほどのオンボロである。 >乗降用のドアはあるが、開きっぱなしである。閉めることもできそうでない。単なる飾りとしか思えない。
ギヤはセカンドに入れたままガンガンと600mの坂道を20分ほどで登りきる。スリル満点である。 運転手はというと、なんとサンダル履きで鼻歌交じりのハンドルさばきである。本人は毎日の慣れた道であろう、後から来る車を前に誘導しながらの余裕のビジネスである。 切符はというと中年のおばさんがシートに座り販売している。
1人30円也。日本のバスで30円時代いつだったのだろうか? 終点近くになると30歳代の男性が切符を検札に来た。なんとこのバス、ドライバーを入れて3人のスタッフで運行されていることになる。
それで30円???
一体いくらのサラリーなんて余分な詮索かな!! > 町への到着時の時計は6時半、都合6時間の有意義な(?)トレッキング経験の一日であった。疲労困憊もさることながら、自分が忘れ去った生き方の何かを思い出させてくれた1日でもあったような気がする。 いつ来るとも分からないバスを待ちながら、悠々とコーヒーをすする半年しか働かないアメリカ人や楽しそうに会話する若いインド系女性達の笑顔が忘れられない1日にもなった。

 
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