「愛、地球博」

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 民族の文化50 グローバルコモン5〜6
 
 万博を成功させたのは「入場者の叡智だ」というコメントが新聞に載っていました。シェアする
外国人に不思議がられる長蛇の列の日本人の性格を
日本人の美意識からも考察してみました。

各パビリオンの個人的な印象です。赤文字=◎青=○,白= 
グローバルコモン1 イエメン、イラン、インド、カタール、サイジアラビア、バングラデッシュ、スリランカ、大韓民国、中国、ネパール、パキスタン、ブータン、モンゴル、ウズベキスタン、カザフサタン、キルギス、タジキスタン、中央アジア
グローバルコモン2 アメリカ、アルゼンチン、カナダ、キューバ、ドミニカ、メキシコ、エクアドル、ベネゼエラ、ペルー、ボリビア、エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、ニカラグア、パナマ、ベリーズ、ホンジェラス、
グローバルコモン3 イタリア、ギリシャ、クロアチア、リビア、スペイン、チュニジア、ドイツ、トルコ、フランス、ブルガリア、ボスニアヘルツェゴビナ、モロッコ、ヨルダン、アフリカ共同館
グローバルコモン4 アイルランド、ウクライナ、オーストリア、オランダ、アイルランド、スイス、チェコ、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、リトアニア、ルーマニア、ロシア、アゼルハイジャン、アルメニア、グルジア、アイスランド、スウエーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、
グローバルコモン5, エジプト、アラブ共和国、南アフリカ共和国、、アフリカ共同館
グローバルコモン6, オーストラリア、フイリピン、ラオス、マレーシア、ベトナム、ブルネイ、インドネシア、南太平洋、カンビジア、タイ、ニュージランド、シンガポール、
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エッセイ日本人の叡智 2005.5
さまざまな言語、風貌、ファッションと習慣を持つ世界中の国々の人が名古屋に集っています。会場への乗り物に乗っただけで日頃見慣れない「外人」さんが目につき、また会場内には至るところに肌と言葉の違うカップル、家族、親子、グループが歩いています。そして外国のパビリオンへ入ればその国の歴史や産業、風習などに触れることができて、海外旅行では味わえない民族の重みを感じることができます。
 外国館は巨大映像などが主の先進国と、工芸品等の実演、販売が主の後進国とに大別できますが、モノクロ人間の私は後者に興味が湧きます。後者は産業を振興させる機会として自国の特徴とか、民族衣装をまとう現地の店員と「ハウマッチ」の触れがあり、地球という星に住む人間同士の平和と共存の大切さなど「愛、地球博」のテーマと生きているロマンを充分体感できるからです。それらの得がたい体験が身近でできることは開催国日本人、とりわけ愛知県民にとり幸せなことではないでしょうか。 
 また暑いなかで長時間並んで待つ人々のなかには、価値観を共有する不思議な連帯意識のようなものがうまれて、苦行も楽しいとばかりに老人に折りたたみ椅子を貸したり、他府県、他国の人々と談笑したりしていて、人間の意外性とりわけ日本人の和やかな国民性と、万博を成功に導こうとする善意と知恵であることを感じさせます。 

 そしてそれらを確かめたくて再び出かけることになるのです。      
         
万博に 列なす民の 日永かな
 地球博でイライラしない並び方8カ条 並ぶ人の叡智
  @会場ゲートに朝の8時半〜11時ごろに並ぶ場合と、その時間帯を外して並ぶ場合とは大きな待ち時間の差がつきます。前者は団体さんの到着時間ですから、都合のつけられる方はなるべく8時半前ないし11時以後がよいでしょう。    
Aゲートが十数個ありますがロープで仕切られた並んでいる列の長短だけで判断せずに列の中身、密度も見る必 要があります。つまり列の長さが同じように見えても両端の仕切り内は2列ぐらいで真ん中あたりは5列のすし詰 め状態になっている場合があります。ゲートをくぐる時は一列にされますので忍耐の始まりにならないようにする。
B1時間待たされて20分ほどで出たくなるような期待はづれのパビリオンもあり待つ前に下調べが必要です。
C並んでいる列が少しずつでも前進すれば楽しみですが、入れ替え制は動きませんので忍耐が必要です。そのときのためにリュ ックに入るような小さい折りたたみ椅子と雑誌などを持参しましょう。百円ショップで買えます。また朝の八時から開門の九時までの1時間は涼しくて椅子で朝刊でも読みながら並べます。その上入場すれば人気パビリオン1館だけは先着順で楽に入れるでしょう。

D夏場は団体さんが帰られる夕方から閉館「10時」までの夕涼み時間がお奨めです。待ち時間はぐっと短く星空を眺めながら俳句をひねったり地球号を想って優雅に待てるでしょう。
E人気企業パビリオンは1先着順、2ネットの予約、3当日の整理券で入館するわけですが、煩わしい方は待たずに入れる外国館も多数ありご参考に。そのうち歩き疲れたら休憩しながら並べば一石二鳥。
  
2005.8. 目の見えない従兄弟の万博への想い 
  岐阜に住む従兄弟のA君は30代の頃に失明しました。現在50代前半ですが生き方が前向きで感心します。法 要等で出合うと「ここの庭の広さは、庭木の種類、家の間取り、仏壇の花の色まで身近な人に尋ねている。彼にとっては耳と口、頭脳でけだイメージを作り脳裏に納めておく必要があるわけで、何気なく眺めているわれわれは恥ずかしいくらいです。
 ある食事の席で横に並んだ妻に「末子さん、聞いてよ、この妹は目が見えるのに万博に『いきたくない』というし、目の見えんわしは行きたくてしかたがないのにどうゆうことやろ?」介添え人の妹「見えんのに何をしにでかけるの?」兄「雰囲気とか匂いとかイメージはつかめる」
 私は彼の研ぎ澄まされた耳や頭脳の感覚と、いろいろなことに興味をもてる人生へのロマン、視力を失った人生を全うしたい気持を理解できた。確かに混雑する会場のざわざわ感、汗の匂い、行きかう人の外国語、子供たちの歓声、外国館の民芸品やインドカレーの匂い、案内係りの『走らないでください』という声、エキゾチックな音楽、迫力ある音響など、健常者でも楽しいのだか彼にとっての現場のイメージは健常者には計りしれない大きなものがあるのだろう。
   この話をツツミの客人にすると「こんな近いところに住んでいて暑いとか混むとかめんどくさいと言っているわれわれは罰あたりに思えてくる。」