Top理容人生
contents項目top
counter カウンター
 
日本人の美意識
私の俳句
Welcome to a haiku
http://yorio-salon.sakura.ne.jp/newpage14.htm
翻訳Translation 読み込みに時間がかかります




















 
 
ホームページの勧め 自分を表現    学びすと人は考える葦だ
小さな人間の勧め自分の身の丈を知る  短文エッセイの勧め推敲する習慣
俳句の勧め季語には自然が溢れている  礼節の勧め安心安全
テニスの勧め人付き合いを学ぶ  水彩画の勧めArtは愛だ
 
 

日本の春夏秋冬の移ろいと島国の環境は、日本人の個性として自然観人生観に大きな
な影響を与えた。四季を生老病死と重ねて移ろいに感慨をもち、
侘び寂や粋、風流などの特異な境地をこしらえて楽しむ。
こころ豊かに生きられるる文化的芸術として、俳句はまさに日本生粋の文化である。

 偉大な俳人17人

俳人列伝・日本俳句研究会 

恥ずかしながら  3、4、5月[1997.4〜2002.12自作の俳句です。
「かと」、、、おたまじゃくしのこと 日本語に趣ができて引き立ちます。
 









かとの群れ 水の中にも 日向あり     免許証 替はる写真に 春惜しむ    
燕の子 首かしげつつ 巣立つなり    囀りは 空の広さを 確かむや      
遠目にも 花びら付けし 1年生      泣きべそで 散髪せし子 卒業す  
桜咲き 背筋伸ばしぬ 通勤路      残雪や 死かばねのごと 捨て置かる 
 生活に 句読打たむと 花の宴       高原の テニスコートや 風光る  
奥山の 小枝のごとき あまご竿      句作りの ペン先にじむ 弥生かな    
たんぽぽや 記念写真に 踏まれをり    花咲きて ゆらりと揺れる 一枝かな    
おそがけに 山家隠れて 花の宴      軽井沢 牧師の笑顔 山笑う  
 ひと花を 頭に付けし 理容客       春雷に 錠輪はずしぬ 露天風呂 
 春めきて 一夜泊りの 夫婦かな 黒髪に 花びらつけし 理容客  
 若鮎の 河口堰超え 助けむか  夜祭に 朝からひびく 子供下駄 
 老人は 花の遠くを 眺めおり   花咲けば 月は遠くの ただの月
 陣取りの 苦はなし花の ホームレス 登り鮎 荒瀬高巻き とどろけり  
 奥美濃の 燕返しは 山河背に 水濁す かと水遁の 術使ふ 
 信号も 禁止も無視す 燕かな 盆梅の 便りに花の 二三片 
 山路行く 足音緩む 初音かな 黒髪に 落花付けきし 理容客 
 春眠や 店に響きぬ 鋏音 小燕や うながす親は 遠からず 
菜の花や 吾より若い 父母写真 裾刈りの 青さに春の 気配かな 
 我が背丈 野花に合わす 花むしろ  
 AmazonアソシエイトieAmazon商店俳句で検索 
 
6、7、8月
菅笠に 雨の滴や香魚釣り     大西日 崩して解す 池の面 
朝もやに 鮎竿立ち手 人見えず   鳴けばなほ 清流深む 河鹿かな    
川遊び 足の裏にも 夏来たる     ケタケタと 河鹿うながす 夕暮れ路 
悠久の 山河は青し 鮎釣りぬ        釣り竿に とうすみ止まり 目と目合う 
風鈴や 縁から眺む 裏の畑    とうすみの 止まる釣竿 大過なし  
長雨に 蝉の初鳴き まとまらず    蚊の止まる 叩くに迷ふ 客の顔       
 ケタケタと 河鹿うながす 夕暮れ路  浮雲も 洗ひ干される 梅雨晴れ間     
夕映へに 鮎釣る孤影 深まりぬ    梅雨入りて 刈り毛重たき 理容室     
裾刈りの 青さに春の 気配かな
雷雨来て 看板しまふ 釣り天狗
 
翁歩む 炎暑を口に 咥へつつ   理容客 帽子を取りて 油照り 
稜線の 雷雲急きて 山動く       手花火や 継ぎ火しあふ子 肩寄りぬ
理容刀 つかみ来し児に 冷や汗す    散髪児 鬼見るごとく 汗し泣く 
理容客 ずり落ちそうな 三尺寝 鮎狙ふ 鷺に習はむ 気の長さ 
鵜の篝 闇の千年 炙りだし 釣れぬ日は 合掌して食ふ おとり鮎 
鮎一閃 光て竿の 重くなり 夏祭り 時間前から 子ら群れる 
生命の 不思議の始め 孵化メダカ 解禁日 鮎より強し 陣地取り 
竿を槍 ごとく出陣 鮎の宿 美濃皿に 絵をなす鮎の 骨残る 
 
秋 9、10、11月
野鮎には 聞こえぬ囃子 川下る  柿落ちて 四五枚残す 葉も暮れし      
 鮎錆びて 河原に風が 吹くばかり  水墨の 余白に蘭の 匂ひけり     
かなかなや 唇青し 水浴子     秋刀魚焼く 匂ひ残りし 妻の髪     
古塀に 影絵なす枝 秋の月    踊る子は 子なりに低く 手をかざし   
初鳴きの こおろぎ沁みて 長湯かな  濁流に 乗るには早し 下り鮎     
秋の日や 減らずに遺る 吾子の絵具  爆走の トラック揺らす 供花の菊    
単線に 沿ひて秋日は はるかなり 十月や 旅のチラシも 朱を帯びぬ   
力尽く 戦士のごとく 蓮枯れる 一山を 超へれば里に 秋の色     
金木犀 人それぞれの 小鼻かな 地の滑る ごとく流るる 秋出水    
かなかなや 最後の一人 竿しまふ 物憂げに 目覚めてみれば 初紅葉    
鮎落ちて 川は無人の 夢の跡 人馴れす 仲間疑ふ 遠き鹿 
熟れ柿を 開くがごとく 指でむく 菜虫取る 亭主に妻は 素直なり 
編笠の 見ぬ恋つくる 風の盆      幼犬を 家族に逢はす 墓参り 
疑はず 浮き引く鯊の 天地かな     秋日差す 庭におもちゃの ダンプカー 
釣られても ハリ取られじと 小鯊かな  鮎落ちて 木陰湛える 川となり 
鳶の輪と 浮子の波紋の 秋日和 谷筋の 里に届きぬ 紅葉便 
蜩や 命濯ぎて 響くなり どんぐりの 落ちて地球は 丸くあり 
盆踊り 色香の匂うふ 袖と裾 かなかなや 夕餉の煙 山あひに 
吾子の墓 傘さしかけて 洗ふなり  柿朽ちて 残る二三の 葉の揺れし 
 柿ひと葉 太刀持ちのごと 輝けり  
12,1,2月
枯葉打つ 雨にためらふ 響きかな 冬日摂る 樹木は賢者 裸けり
 
禁酒日や 元日だけは 酌す妻     初詣 善男善女の 列に付く        
少年の 冷たき夕刊 受け取りぬ    世捨て人 なれど焚き火に 寄り集ふ   
葱鍋に肩の触れ合ふ 家族かな     短日や 日を摂りたてて テニスしぬ 
信頼を 冬野に咲かす テニスかな   石段を 三段跳びす 寒雀 
短くも 長くもありぬ 冬の脚       やせ我慢 解きて股引 はく齢 
再会の 挨拶寒し 交差点 鮟鱇の 擬餌のあほ顔 うなずかる 
目が合へば 老猫ものを 言う寒さ 裸木や 落とせぬ誤解 人にあり 
聖樹街 孤影のごとき 老夫婦     元日の 顔を作りて 家を出る 
初詣 角の切り口 癒えてをり     淡雪も 積もれば重さ 知る夜半 
冬寺や 案じる人の 背の丸し       北陸の 波爆発す 冬の陣 
擬餌使ふ 鮟鱇何も 食はぬ顔   通夜の灯を こたつ話で 継ぎ足しぬ 
首筋に 刃先冷たき 理容室        雪空に 明治の母を 焼く煙 
吾が若さ 破いて捨てて 暦果て      日の来るを ただ待つだけの 冬田かな