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私の俳句 | 03年以降の句 | .俳画&俳写真 |
コウロギは十種類ぐらいいますが、秋の夜長に台所の隅で鳴く声は、人間の生活に深く関わり風情と情緒があります。コウロギの声を聞けば詩心、俳句心が湧いてくる?。 ちなみに一番大きいエンマコウロギは「コロコロ」、ミツカドコウロギは「キチキチ」、つづれさせ「はリリリ」と遠慮しがちに鳴きます。また俳句では「ちちろ」「ちちろ虫」とも言います。 日本には美しい自然と四季の移ろいがありますが、時々モンスターのような恐ろしい自然であることを思い知らされます。噴火、地震、台風、雷、洪水,、津波などで、そんなときは被害を受ける人間が地球に寄生する雑菌のような頼りない存在に感じます。 俳句はそのような頼りない庶民が、つかの間の命を自然の移ろいに託し詠いあげるのでしょう。 下記に記す単語は秋の主な季語ですが一つ一つに日本語の美しさと秋の情景が脳裏に浮かんできます。これからは夜が長くなりもの思う秋の本番ですが、下の季語を入れて17文字を組み立ててみませんか。 コツは同じテーマ句「類句」を5〜6句作り、さらにそれらを土台として一句を捻り出すとまとまりのある良い句が生まれます。日常使われている言葉で感情を抑えた表現が基本です。下の名のある俳人の句も一般の方々にも理解できる平易な言葉を使った名句ばかりです。 俳句の四季は3,4,5月は春、6,7,8が夏。9,10,11月が秋、12,1,2月はとなっています。虫の音や紅葉が織りなす日本の情緒は愛しいものですね。 |
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秋深き 隣は何を する人ぞ 芭蕉 さきほどの雲に子が出来鯊日和 皆吉爽雨 秋深し石に還りし石仏 福田蓼汀 |
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秋の季語 美しく情感豊かな日本語
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コウロギの 人の指折る 夜ふけかな 拙句 コウロギや 笑う女房に 鳴き止みぬ |