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Google street view map=Viva Earth!。愛地球
 
 住所&施設名で現地まで一っ跳びできる検索窓付MAPはNO@ACDEGです。S.ビューは全てOK。外国の美しい風景に出会えます。
MapTop,ストリートビューの操作と楽しみ方 


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Google Street Viewで地球を実感する。

渓流釣りで得た自然の一員である実感は体現?、バーチャルなGoogle Street View
で感じる地球の一員は体感?。どちらも自然と科学が融合した不思議な感覚を人にもたらしている。
たとえばイタリアの「ドロミーティ」など、日本ではあまり知られていないような世界遺産も、遠い現地へ足を運ぶことなく地球の一員であることを体現できることが素晴らしい。

運命共同体の生き物たちの尊い地球=Viva Earth


ドロミーティは、イタリア北東部にある山地で、東アルプス山脈の一部。ドロミテなどとも表記される。
この周辺をストリートビューで走り出すと、この道の先に、この山の向こうに突然出現する魅惑の風景への期待から抜けられなくなり止められない。

鋭く聳え立つ数百の独特な頂、山というより山塊、岩塔、裾野はアルプスの澄んだ湖や麓に広がる緑豊かな高原など、初めて目にしたドロミーテイの衝撃的な圧巻の数々は世界でも稀有な存在です。

その山容は見る角度、時間、季節、天候によって様々に変幻しているはずだ。

呼び方はドロミテ ドロミティ ドロミーティなどあ
が、炭酸マグネシウムの含有量が高い
石灰石、
ドロマイトを主成分とする堆積岩あることを発見しフランスの地質学者
デオダ・ドゥ・ドロミューからの由来と言われている

このマークが付いた左記のストリートビューのできるページで、画像のドロミーテイ地名を検索窓にコピペして検索すれば、一足飛びで現地の驚きの風景が楽しめます。

 
   エッセイ連帯感

 一年ぶりに母なる自然に再会した。あの木もこの花もあの石もあるべき場所にある
べくしてある。いずれも自然の風に吹かれてよい表情をしていた。都会とは違う草の匂いのする爽やかなな風だ。蝉とバッタが鳴き蝶が舞っている。私の視界にあるものは全て生命と色彩に満ち、お互いが分を守り依存しあって生きている。

   こうした調和の世界は生物の一員たる人間にとり好ましくないはずがない。一方的に巨大化する科学社会のなかで人間は相対的に小さくなっていく。このような現代は大人も子供たちも動物の本能を刺激する自然に接するべきだ。仕事や勉強を忘れて人里離れた山中に身を置くと、人間の小ささ、儚さがよく分かり極めて自然に手を握りあえ助けあえるだろう。

 ここに有るのは生命の讃歌、尊さだけで暴力や憎悪はない。人には金銭的余裕、時間的余裕、心の余裕の三つの贅沢があるという。自然と人間とが心を通じあえた時、自分の周りに築いていた『自我』という窮屈な柵が解けて、全体に融合した永遠の安らぎを知るだろう。
全体は自分である。自分を簡素に質実にすればするほど自然に近づいて大きな心を持つことができる。ちょうどジグゾーパルズの小さな一片(<ピース【piece) ように。

郡上の山河もアルプスやアマゾンの森も我が家の庭の内にある。この連帯
感はどのような金持ちも真似することのできない心の余裕である。

.2000.
7
 
  エッセイもののあはれ    

  雨脚が激しくなったので私は釣りを中断して岸辺の林のな かへ雨宿りに入った。渓谷は山が迫っていて日暮れが早く、まだ四時なのに辺りは谷間は消入りそうに薄暗い。林の梢から落ちる雨粒が私の菅笠を音をたてて打つ。 
雨具を着ていたが背中が破れ雨が滲みて背筋が寒い。 下半身も水の中に立ち込んでいたからずぶ濡れで、私は濡れネズミのようにみじめな姿である。
茂みのなかで腰を下ろすと、むきだしの木の根が蛇のように這い、
シダが 垂れて不気味だ。こうして無人の川辺で寒さに震えていると無性に人恋しくて温かな食卓や家庭のぬくもり、人の和などが貴重に え、逆に争いや欲望、贅沢がつまらなく感じて健康や愛 生命など人間の本質的な価値観に目覚める。

雄大な大自然のなかの孤独な釣り師は、人間のはかなさ、小ささがし
みじみと身に迫り何が大切かを教えてくれる。対照的客観の 「もの」と、感情的主観の「あはれ」が一致して生じる調和 的情趣の世界である。

寂しさとみじめさで無限の豊かさが あることを知った。 私の足元には
同じように雨宿りする一匹の虫がいた。この心寂しい時に出会う一匹の虫、一輪の花は命の仲間として私に強い感動を与えた。悠久な自
然と私が連帯し同化した 瞬間で、静かに辺りを見回すと私の周りは
私の仲間 たちで一杯であった。 

     万緑の なかの一なる 釣り師かな    順風

 
 エッセイ 小さな人間

  
 雄大な自然という言葉は一般的によく聞きますが、これは小さな人間「儚くて弱い存在」と
対照させることにより大自然の雄大な感慨が深まる表裏一体の意味が存在します。若いころ
「小さな人間」は理解できませんが、歳を重ねて挫折、悔恨、反省、老化等を経験すると人の
儚さがよく理解できるようになります。
 しかし世の中には強者の自分を信じて疑わないワンマンな人もおられるようです。「自分の
弱点を知らない獅子より弱点を知るネズミのほうが強い」という言葉がありますが、換言すれ
ば「小さく弱い存在」を知ることはつかの間の生命や健康を尊び大切にすることですから、そ
の価値を知らない人は知っている人よりお気の毒で弱い理屈になります。

 自然を破壊したり社会の頂点に立とうという強者の論理ではなく「人は自然や社会の中の
一員」という意識、他人や自然が在って自分が在る自然観、他人や社会、自然を活かして自
分も生きられる和の精神です。ジグゾーパズルの小さな一片にすぎないのですが、しかしそ
れは全体に融合一体した大きな存在になることで、悠久な自然や宇宙と連帯感、一体感を
持つに至ります。この考え方は日本人の美意識として日本文化の根幹を成しているように
思います。

 若いころは頑なに自分の周りに築いてきた「自我」という柵を取り払ったら逆に解放され
た大きな自分を感じる。マッターホルンの山も揚子江の大河も我が庭の内にある。仏教に
も「一如」という言葉がありますが永遠不変の真理です。

 2011.3月の未曾有の地震と原発事故で多くの専門家が右往左往しましたが、専門的に
なるほど上から目線で視野が狭くなります。小さな人間は謙虚な下からの目線だから雄大な自
然は目の前に広がります。津波や原発の危険性も上から目線では正確に測れません。ま
た謙虚さは自己の欠点と他人の長所がよく分かり争いも起きません。逆に自分の不徳や
未熟を恥じて「学びすと」になります。「実るほど頭の下がる稲穂かな」ですね。

 私は家の仏を守っているだけで信仰者ではありませんが、このような生命を尊べる
他者愛的人生観、自然観は芸術上だけでなく生きる上での大切なルールになります。若い
人の自殺、犯罪の多い社会、戦争などに心を痛める多くの人々のなかの一員とし
て、当サイトは生あるものを愛しむ句をひねり絵画を描いてHPの更新をしています。
2005,11,4