何故発症するか |
原因 |
テニス肘の最大の原因は無理なフォームから強引に打つことで、年齢は35歳〜65歳のレベルは中級者が多い。この年齢で週2〜3回のテニスは故障しやすい。初心者や週1回以下の人は少ない。
テニス以外でもゴルフ肘、野球肘、歯科医、大工、など肘の関節の曲げ伸ばしを繰り返す職業の人にもみられる。 |
症状「痛み」
@痛めた腕でビールをつぐとき。
A ついだビールやお茶の入ったコップを持つとき。
B物をつまんで持つとき。
Cぞうきんやタオルを絞るとき。
Dほうきで掃くとき。
E固いビンの蓋を開ける。
Fドアの取っ手を回すとき。
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(1)バックハンド型テニス肘
体勢が整わないのに無理な体勢から手首だけを使って威力のあるボールを打とうとすることが大きな原因。若くて柔軟性のある筋力があればよいが、身体が硬くなった中高齢者には負荷が高まり肘を痛めることになる。ひどいと腱に断裂が起きる。軽度で筋肉と腱の疲労性障害や炎症になり、日常生活にも上記の症状がでて支障がでる。無理にテニスを続行するとバックハンドストロークでボールを打つ瞬間に疼痛が生じて悪化するので、一時期両手打ちが苦肉の策。
ただし両手打ちの欠点と長所を日ごろから知っておくことが肝心。
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(2)フォアハンド型テニ
フォアハンドのトップスピンを打ったときの痛みや握力低下が生じる。ゴルフやボーリングで手関節をひねる動作で痛みが出現する。
手首を後ろに反らして、その反動でラケットヘッドを前に動かすような打ち方は、手首と肘の腱に負荷がかかりダメージを受ける。手首を固定せず前後に振るフォームが原因。サーブまたはフォアハンドのトップスピンを打ったときの手関節のスナップ時に生じる。
対策は両手打ちができずバック型テニス肘より始末が悪い。ス肘
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(3)サーブ型テニス肘
テニスのサーブは、野球の投球動作と似ており、サーブ肘は野球肘と共通する。
サーブのインパクトのときにトスが低すぎたりしてタイミングが合わないときに、無理に手首や腕を返したときに肘や腱に負荷がかかり傷めて炎症を起こす。
スピンサーブ、ツイストサーブは肘の内側に負荷をかけるので、遠心力でタイミングを合わせて打つ。 |
発症したら |
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すぐにすべきこと
@すぐに運動を止めて休む Aアイシングする
BテーピングCアイシングの氷袋で患部を圧迫する
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用具編
1 重いラケット、トップヘビーのラケット、フレームの硬いラケットは避ける
2 ガットは55ポンドかそれ以下で張る。完治すればもとに戻せば良い。
3 衝撃吸収のダンパーは必ずつける。
4 グリップサイズは、太すぎても細すぎても無駄な力を使うので負担になります。手に合ったサイズをお薦めします。
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ドクターエルボ
ドクター・エルボーはドイツ・スイスで医療用具として、認められていて、 筋肉のメカニズムを考えて、手指・手首からの衝撃を、痛みの発生する「腱」に達する前に吸収し、分散させます。
ドクター・エルボーを装着することにより、スポーツや仕事を以前と同様に続けながら、痛みを軽減し、炎症の悪化と再発を防ぎます。 |
技術編
1 「バックハンド型」はシングルハンドのバックボレーが一番肘にきつく、完治するまでは両手ボレーに徹する。
2 フォア、バックに限らず、グリップを強く握ることは筋肉や腱が緊張した状態になり、衝撃がそのまま伝わり損傷しやすい。常に基本に忠実な軸を中心とし全身フォームで、グリップは軽く腕を曲げて衝撃を吸収できる体勢で打つことが必要。
4 サービス、スマッシュで内転を多用すると肘に負担がかかるので、治療中はスライス系の打ち方がよい。。
要はスイートスポットで確実に捉えるなど常に基本、老いてなお基本を実践する。
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経過
上記2点を腕に装着してほぼ毎週テニスをしていました。テニス中はにぶい痛みは常に感じたがテニス後に悪化したとは感じなく、用具の効果かもしれません。
○冷シップは痛めた直後にするべきですが、それ以後は温シップないし患部を温めることで、私は左手で強くマッサージをした。そうすると患部が熱くなります。
痛めてから約一ヶ月後の状態は上記「症状」が少しづつ快方に向かっている。「8.5」
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