「程々が肝心にして極意なり」 英語で「グットセンス」フランス語で「ボンサンス」日本語ではさし ずめ「優れたバランス感覚」木の枝は細くとも弾力がありますが、人 間の心は視界を広く持たないともろいものです。 図で示すように左が 先鋭化した状態で勉学が先鋭化すれば頭デッカチ。かつての軍国 主義やオウムの暴走、また暴徒化したデモ、過密ダイヤを組んで安 全を軽んじた電鉄会社等、企業の金儲け一辺倒で、社会的責任や 人間としてのモラルを忘れた暴走しやすい状況です。 真ん中は底辺の広さと背の高さのほど良いバランスがとれた、中 庸とかボンサンスといわれる調和のとれた安定形でしようか。右は 見るからにずんぐりした安定感抜群のマイペース形に見えるが、 頑固一徹か視野が狭くバランス感覚に欠けて、心が狭く大切なも のを失いがち。世の中は決してお金だけで回ってはいない。 勉強一筋、会社一筋はバランス感覚に欠けた危険な状態で、 真面目で勤勉な国民性の日本だが、家電業界に革新的な製品が できずアメリカの後塵を拝した。これは頭の柔軟性の差で固くて 遊び心がない。 企業の経営者、政治家、プロ野球の監督もともすれば数字を 深追いしがちですが、盲目的で先鋭化しやすく墓穴を堀りやす い状態で、中庸とかほどほどのバランス感覚は実は一番難しい。 まず広い視野を得ること、そのためには趣味や遊び事に興ずる相 反する行動が必要。 宗教に限らず「やり過ぎ」は視野が狭くなり、見えるものが見えな くなり先が尖って危険だ。 「信じる者は救われる」のだろうか? |
|||||||||||||||||||||
先鋭化 グットセンス 頑固鈍感 |