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 宗教 - Wikipedia   Yahoo! JAPAN 宗教    
 『信じる者は救われる」よく聞く言葉でなんとなく頷いてしまう。しかし世の中には、金目当てで信仰に入らせる神は多く存在していて、文化の進んだ国も未開の民族も共通する部分があるようです。
 しかしその世界は極楽ではないので助けや徳を求めない方が良い。何故なら欲望=「苦悶」としての結果になるだけです。心の隅で亡くなった肉親や友人を忍んで手を合わせる。この程度が良い。
   岡崎被告死刑確定  05,4,7
 中日新聞に寄せられたオウム信者たちへの彼の手記 抜粋
 
「----とらわれていた教義や信仰、救済の志が別の方向に向かったことに気づいてほしい。偏った教えにとらわれる恐ろしさを気づけば救われます。---ブッタは輪廻転生など説いてはいません。この世にカルマなんてありません。気づいて時私たちは宗教や信仰の呪縛から離れます。---万物事象の中で生かされている自分に気づいたとき心は氷解します。ありのままの自分が在るがままの自然の中で息づいていることに。一人ひとりがそれに気づくことでこの世は一変します。
 今生で出合った多くの人に心から感謝します。最期の日までこの気持は忘れません。ありがとうございました。 合掌 宮前 一明」

また「一審のときから死刑を覚悟。犠牲者に毎日4度の読経、修行の一環として水墨画を始めた。」等々の記事があり、水墨画の煩悩を払拭する精神性、簡潔質実さを信奉してきた私にとって彼の気持が理解できると同時に、自首して事件解明に協力し慙愧の念と悔恨の日々を送る者が、一番早く死刑確定することにどこか釈然としないものを感じました。05,4,7
 矛盾を感じる社会を変えようする行動は共有できるが、決して力づくで決めてはいけない。
 
ハルマゲドン「集団ダイナミズム」
1996,4
 勉学だけに邁進し人付き合いの学習に疎い彼らの不安は、宗教によって初めて「心、魂、精神」に触れて感動し、作られた永久の幸せや連帯を求めて入信する。実生活に未熟な彼らはトリックの超能力に惑わされて、悪霊や地獄におののき神秘の世界にはまり込む。片方の手で信者に毒ガス兵器やハルマゲドンに襲われる恐怖心や被害妄想を植えつけて、もう一つの手で「〇〇は救世主」「出家以外に助かる道はない」と洗脳する。

 こうした強引な信者の勧誘や教義に反発する家族や受け入れない社会に逆恨みして、〇〇以外は滅びてしまえ⇒滅びる⇒〇〇が改革する、とエスカレートし先鋭化、武装化して「集団ダイナミズム」を形成し益々閉鎖的、攻撃的、怪物のようなカルト教団に変貌していく。

 自然のなかの一員に過ぎない人間が神とか超能力者、また他人の持ち得ない武器を保持し権力者の驕れる集団に変わった時、変貌の潮流は集団ダイナミズムを持ち教祖も意識しなかったような、モンスターと化して暴走は誰も止められなくなったと思われる。過去のこのような潮流に流される民衆の悲劇は歴史の教訓として数多い。

 だがそのつど反省をしながらも過ちを繰り返す人間の危うさ、欠点、私も同じ境遇に身を置いた時「はまらない」という自信はない。結局過ちは繰りかえされることを自覚することだけが唯一人類の英知なのだろうか。
サラブレット1993,1
 科学と学問は合理性を追求して一方通行的に発達するが、いかに生きるべきかとか、いかに科学を人間に役立てるかを決める良識は進歩性がなく、競争社会のなかで誰しもが遠ざけてきた。とくに学生たちは勉強だけに専念できるレール上でサラブレットとして育てられ、頭でっかちのまま不確実社会に放り出されて現実の矛盾に直面し、理知と情念、善と悪等の狭間で葛藤して苦しむ。

 一直線に進んできた彼らはこうした答えの出にくい進めない社会に強い疎外感、苛立ちを抱き、生きる目的を失い、そこへ理想卿や連帯感を唱えた宗教が現れると、「これだ」と飛びついてしまう。

 入信すると暗いトンネルのような閉塞した世界に導かれるが、前方に雄一明るい陽のさす出口が作ってあり、この出口こそが希望と至福、教祖の待つ解脱の入り口なのだ。トンネルの出口に続くレールはかつてのエリート学生の栄光の道と同じで、再び競走馬のように脇目もふらず走り出す。

 入信後もさまざまな凡夫の悩み、欲望、男女のしがらみ等に苛まれるが、苦悩すればするほど解脱を欲することになり、それを早めるとされる「出家」や器具、教祖の小便にまですがって絶対者にへつらい、集団ダイナイズムとなって、教団はモンスターのような怪物に変貌する。
 
 それは教祖も予測できないほどのパワーを持ったのだが、しかしそれは宗教の神秘にあらず、ブレーキの利かない破滅型の極めて人間的な愚行であったのだ。
08,3 自己愛と他者愛
人はまず自分のことを第一に「自己愛」考えます。しかし社会のなかでは周囲の人に対する礼儀や感謝、気配りも必要です。特に女性、老人、子供、障害者、もの言わぬ動物などの弱者に対する思いやりは、人間を人間たらしめる最も大切な精神であり、その精神は自己愛の対極にある他者愛として位置つけられています。
 Artに関心をもつことは地球とか大自然に向き合うことですから、そのなかには地球環境から社会、生物、動物と人間などの生命とか愛などが対象になります。外にある大きく広いものに向けらた他者愛、または関心ということになり、他者を重んじる礼節や和に目覚めます。そして人間としての信義を尊び恥を知ります。
 
 この反対軸の自己愛者はうっかりすると文字通り自分中心の歪んだ価値観を持ち、矛盾と邪悪性を抱えることになります。礼節や信義、恥という言葉は他人を意識した言葉ですが、自分が良ければよい利己主義者は、無人島で住んでいるかのように他人を意識しません。
 エゴイズムは出世の風見鳥として役に立つ人には異常な気配りはするが、その反動で役に立たない人は見下して、他人との信義や礼節は意に介しなくなります。大会社、大きな家、大きな車をステータスとして人の価値基準を大小高低で判断する。
 国の中枢の政官に不祥事が絶えなかったり一代で金持ちになった政治家などは、「当たらずも遠遠からず」でしょう。
 また自己愛者は「自分は又は自分の子供はよその子より優れている」という盲愛、過信、驕りをもちやすく⇒周りから崇められて当然だというわががまな権威主義、権力志向者になり⇒権力者に従わない部下などには過剰な反応をします。
 他人を踏み台「虐げる」にすることに躊躇も罪悪感も無くなります。識者は贈収賄やセクハラ、パワハラなどを犯しやすい性格だと定義している。その上歪んだ価値観は自己の運命を社会や他人のせいにする「自己破滅」の過ちを犯します。

 これは生体で異常増殖するがん細胞そのものです。つまり他者愛が結局は自己のためであり、自己愛は結局は自分を滅ぼすと定義できます。また他者愛は見返りを求めないから過信や傲慢さ、他人のせいにする邪悪性はなく「あばたも笑窪の異性愛は別です(^−^;」、深めるほど広くて大きな世界と連帯できますが、上記のような歪んだ自己愛は共存する他者や社会を否定した邪悪で孤独なブラックホールのような自己破滅行動に向かいます。

 現代の親殺し、子殺し、自分の死刑を望んで無差別殺人に走る若い人たちは、自己「孤独」からの出口を見出せない歪んだ閉塞感や絶望感に押し潰さた姿ではないでしょうか。
  
 生きる目的は地道な生活を一歩一歩進めているうちに必ず見つかります。しかも身近な足元で。「地道」にはさまざまな学びがあり小さな幸せに繋がるはずです。有名な格言「哲学は世界を見ることを改め学ぶことにある」 やり直しの効かない貴重な人生、偶然にこの世に生を受けただけのかけがえのない命を大切にして生きよう。
自己愛と他者愛の違いの表
自己愛者とは↓ 他者愛者とは↓
自分に甘い↓ 自分に厳しい↓
社会や他人を軽く見て真摯に向き合わない「自分に自惚れている」↓ 文字通り常に真摯に社会や他人と向き合う姿勢でいる。見返りを求めない奉仕の愛↓
向き合わないから社会や本質的な人間の性などに無知な部分があり、短絡的な発想をしてしまう↓ 真摯に学ぶ姿勢で自己愛者より社会や他人に対して知恵がある↓
自己に甘いことはボランテア「他者」などには関心がない↓ ボランテア精神を理解でき他人のために汗をかける自己を律する厳しさがある。↓
自己愛者は自分が驕れる自己愛者であると感じていないため、その反対軸の他者愛の存在も意味もわからない。↓ 他者愛者は反対軸に驕れる自己愛があることが理解できる。↓
自惚れは自分を立派だと過信することで、自我が強く些細なことにも口出しして自己主張する「文句が多い」↓ 他人を敬う謙虚さがある。「実るほど頭の下がる稲穂かな」↓
また自分が正しいと信じているから人の陰口悪口が多い。他者を悪口でこき下ろせば自分は自動的に立派だと見られると思いこんでいる↓ 陰口を恥ずべき欠席裁判でアンフェアーな行動だという意識を持つ。↓
本人のいないところで卑怯な悪口を平気で言う人と、その陰口を聞かされて100%信じて怒る人がいるが、これは馬鹿と名のつく自己愛者だと断定できる↓ 物事はいい方にとるか悪い方にとるか二通りの取り方があることを知り、また言葉「悪口行動」の裏にある人の真理を考察する余裕がある。↓
自分が正しいと思いこんでいるから、他人に頭ごなしな強権的な言い方、叱責をする↓ 全て人間は一長一短あり、広い視界と長い目でいい悪いを判断できる↓
社長が不祥事で釈明会見するときに、社員に事情聴取すればすぐにバレるのに、「社員に指示はしていない」などと平気で自分に甘い嘘をつく↓ 釈明はしない。↓
大小高低の価値観で生きていて人。高学歴、有名人、大会社、地位の高い人に弱く「自分もそうなりたいという強い欲望を持つ」、上に立てば「自分は立派な崇められるべき人物」とした権威主義的言動をとる↓ 社会の一員として平等であり、主権者を尊ぶ精神をもつ。また人の善意、信頼関係を社会の価値観とする↓
金銭と権力に価値観をもつエゴイストは、反面社会や他者など人間性についての知識が欠落している部分がある↓ 非利己的自然人、常に地球や自然と人間社会との関わりに関心があり、学者、芸術家に造詣が深い人が多い↓
パホーマンスを好んで演じる。またはパホーマンスに弱い「あなたを幸せにする。一年で倍の儲けがある」など新興宗教やマルチ商法の売り言葉、豪華なホテルなどの派手な演出と甘言詭弁に催眠誘導されやすい。社会や他人に短絡的発想しかできず、言葉の裏にある真理の分からない人も、自分に甘い自己愛者であることが多い↓ パホーマンスを嫌う。当サイトの管理人は妻と結婚する前に「君を幸せにできない」と伝えたが、幸せは本人の心で感じるもの。どちらが彼女を大切に思う真摯な言葉だろうか?↓
社会や他人に関心がないことは、他人を意識した言葉「礼節、信義、恥」に無関心なこと。逆に言えば欲望のためなら手段を選ばない人↓ 他人を重んじることは他人を意識した言葉を重んじること「礼節、信義、恥」を意識した言動になる↓
スポーツや習い事などのサークルでは「お山の大将」になりたがり、仕切るために強引な自己主張をする↓ 黒子を意識できて他人の善意や信頼関係を最優先できる性格↓
識者はこのような性格者を「組織の中では(セクハラ、モラルハラスメント、賄賂)などの罪を犯しやすい人物」だと定義しています。↓ 社会や他人を重んじるこころ、重んじる言葉をお互いが尊重できたら、少しは健全な秩序が回復できるのではないだろうか↓

両者は方向が正反対で水と油のように対立的なもの。自分の住む社会に真摯に向かっていると、他者を生かして自分が在る社会の真理はおのずから理解できます。人は常に自己以外の外的な自然、社会、地球、他人を尊べる関心をもたなければいけない
 また千住氏「美しさと醜さ」の意識欠乏。佐賀氏の「金銭だけを追い求めると地獄に落ちる」の言葉が納得できます。

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