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 油絵は塗り直し、描き直し、塗り重ねができますが、水彩画は透明感のある絵具を使うために描き直しは難しい。つまり描くことが難しい絵画だと言えます。従って職人的知識や小技が一番多い絵画でもあります。言い換えればそれらの知識を覚えれば誰でも描ける絵画です。
 まず初心者が行うことは、絵具の透明感のある爽やかな発色を実際に確認しましょう。パレットに24〜36色の絵具を載せますが、その順番でいつも使用する画用紙に色見表「カラーチャート」を作るのです。
3列で右のようなカラーチャートができます。カラーは頭の部分が大きくて濃く、下にかけて薄く細く濃淡ができるように筆を縦に寝させて描くがコツが要ります。濃から淡に移る色の美しさに惚れ惚れしませんか?。この色を風景画に活かすために小技と構成が必要です。    
@ウエット・オン・ウエット
 
水彩画の特徴がだせる技術で紙が濡れているうちに濡らした筆で色を置く描き方。紙の濡れ加減と筆の濡れ加減は非常に大切で、同じくらいの乾き加減で少し乾いたころに色をつけた筆を乗せるように彩色する。その後はあまり触れないで自然乾燥を待つ。想定外の面白い効果がでる。濃い青はサップグリーン。明るい青はパーマネントグリーン1
A塗り残し
 
岸辺の岩などは塗り残して影部分の陰影で立体感や丸みをだす。
水面に写る部分も塗り残し真ん中横境界に影を濃く塗る。ただ影に黒は使わない。
ペインズグレイやセピア、アンバーなどで。 
Bマスキング
 
 上にはみ出る葉やこんもりと垂れる葉にマスキングして、液が乾燥後に背景の暗闇、手前下の葉陰部分を暗く塗ります。中心は少し濃いグリングレイかオリーブグリーンを塗って乾燥後マスキングを指先でこすり剥がします。照り返しの明るい部分は3〜4枚残しパーマネントグリーン1で葉を塗る、下側の葉はサップグリーン。葉陰が濃くなり過ぎればスポンジで拭きとれば自然な暗さになります。風景画において遠近感とは前後の関係で、この関係を上手く表現することは大切です。
Cふき取りとマスキング

 
 水面に垂れる若葉と立ち上がる若葉にマスキングをして、その上からパーマネントグリーン1で塗りますが、ふき取りをするとされに明るい若葉色になる。
Dドライアンドドライ
 
作品が緑系だけでは変化がないので、手前の土をライトレットかバートンアンバーを乾いた筆に付け、さらに筆先をばらして垂直に付ける。風景画の一部のライトレット使用は画面を引き立てます。
Eふき取り、縦の写りと横の波紋
 
紙が半乾きのときに塗った部分に海面やスポンジ、テッシュで水面縦の写り込みを引きます。横の波紋は細いので筆描きがお勧め。
 Fウオッシュ
霧吹きでウオッシュして明るい色から着色して塗り重ね。この部分は混色表で気の効いた色を使うとスパイス効果がでます。例えば画面の右下にセルリアンブルー×クレムソンレーキかセピア×ピーコップブルーの混色。
G下地&重色
 
明るい色を下地塗りして乾燥後に濃い色を重ね塗りすると
すがすがしい水彩画の雰囲気がでる。
レモンイエロー、ジョーンブリアン、カドニウムイエローディーブなど。マスキングを使わずに明るい茂みを塗り残すことで前後の関係を作れます。ペインズグレイで影の暗い部分を塗りながら手前の下地塗りした明るい部分を毛筆で塗り残すとクッキリと色の明暗で前後が表現できる。
H ハイライト
作品全体のなかでハイライト部分が必要です。緑系が大部分なので構成的にアクセントになる明るい日差し部分がポイントかなと考えます。明るさはレモンイエロー、ジョーンブリアン、ライトレットなど。
 I筆を寝させる

田舎の道は都会のように直線で区切られていません。道の両側から草が進出してきてジグザグです。またセンターは轍の部分と色が微妙に違います。筆を寝させてジグザグに塗ります。
J筆を寝させる
  

「色を載せる」という水彩画言葉があります。横に広がる松も横向きで色を載せるような付け方が技術になります。
K前後&上下の関係 

茂みには前後&上下の関係があり、この部分が上手くなれば風景画は進歩する。下の絵でW状の前後の関係は筆を逆さまにして側筆で描くと滲み具合が良い。
 水墨画は墨一色で表現するため技法は多く存在します。
枯淡、閑寂、簡潔、にじみ、かすれ、濃淡などは、彩色できないだけに重要な技です。簡潔な筆使いを習うため左のような二筆で葉を描く練習が必要です。

 慣れないと濃過ぎてたらこ唇のような葉になります。筆の入り方、角度、微妙に抑えたり浮かせて筆を運ぶことでお腹で曲線や直線が描けます。2は一枚の葉の下半分、3は上半分の葉で、筆のお腹で直線と曲線を描く練習になります。真ん中の葉脈が自然に表れる。
 
 あっさりした瑞々しい画風は水彩画の良さで常に目指しているがいつも描き過ぎのような気がする。
 一部を彩色せずに鉛筆のデッサンした線をそのまま生かしたり、ぼかし、にじなどを試みるのも良いかもしれないが、絵画はあと一歩なんとかすれば自分のステージが高くなるという、常に一歩低い立場を意識することが、あと一歩という楽しみを継続できる上に向上する基本だと理解します。
 小技も個人の好みがあり参考程度に眺めてください。

 縁起の良い言葉、絵画
 
 年が変わると庶民は初詣や初日の出などに思いを託して新たな希望を抱きます。
また昔から水墨画において、干支や鶴亀、達磨、招き猫、日の出、梅、松、宝船、カルタ、獅子舞、富士山、扇子などが目出度い縁起ものとして描かれてきた。

 そうした文化が現代の年賀状に縁起ものとして印刷されている。

 水彩画でも年賀状に利用できて玄関にも掲げられるような作品は、十分に楽しめるだろう。。
 一富士二鷹三なすび 笑う門には福来る 鯉の滝登り 兎…ツキ(月)を呼ぶ兎。はさみを上下に振る姿がツキを招いているように見える蟹。招き猫。馬が九頭集まると「うまく(馬九)いく」 無事カエル(帰る)蛙。雨を呼ぶ(豊作)蛙。タヌキ(他抜き)で出世する狸。技能や経験がミ(身)につく蛇。脱皮は永遠の生命の象徴。害虫を食べ、福を呼ぶすずめ雀。害虫を食べ、豊作の手助けをするすずめ。子宝に恵まれる鼠。万病に効く肉の猪。(無病息災)とり鳥・酉…客をトリ(取り)込むので商売繁盛の象徴だから。180度首が回ることから周りがよく見え、商売繁盛や学問向上に繋がる梟。福籠(福が籠もる)不苦労(苦労 知らず)とも。馬、虎、鹿、亀、鷺、尾長鶏、牛、神の使いとして吉夢。龍】…天に昇り雨を降らす(豊作)。
また神社に祀られている動物はその他、海蛇、狐、ムカデ、獅子、象などさまざまで、平等に扱われている気がする。
 右は2012,12月の水彩教室題材として描いたもの。

地球という過酷な環境の星で、人類は他の生物と依存しあう生態系のなかで生きている。

 上の縁起動物でも分かるように、ほとんどの動物が縁起仲間で、その仲間の棲む地球の自然こそが美なる原点の故郷である。

 鶴亀+日の出=欲張りな構図だが、
3.11フクシマ以後、日本の原風景の尊さを表現するためには、いくら+しても少な過ぎるように感じる。